ThunderbirdのSendLaterプラグインを鯖で活用する

Thunderbirdのプラグインには、SendLaterというプラグインがある。このプラグイン自体は有効だが、このプラグインは、鯖とノートパソコンで同時に実行し、ノートパソコンが寝ていても鯖で送信されるようにすると、これまで以上に便利になる。やりかたもIMAPで下書きフォルダが共有される状態にし、かつ下書きフォルダがちゃんとIMAP上にあるようにするだけだから簡単だ。と思ったら、(以前はそんな罠がなかった気がするが)罠があった。鯖で送信が完了していれば、ノートを起動したあと、IMAPが同期されると当然下書きフォルダは空になるが、その前にSendLaterが目ざとく発見して送信し、二重送信になってしまうのだ。
二重送信は避けたいが、それ以上に、送信されないことは避けたい。かといって、タイマーをしかけたらそれが完了するまでプラグインを無効化するという運用回避もめんどくさい。設定でどうにかならないか。
というわけで、手元で使うマシンでThunderbirdの設定エディタを起動する。
extensions.sendlater3.sendunsentmessagesをfalseにする。こうすることで、下書きを実際には送信しないようになるようだ。
手元のマシンでこの操作をし、リモートで24時間動いているマシンでは普通に送信するように設定を行うことで、ノートパソコンでSendLaterプラグイン経由で送信したメールは24時間動いているサーバーから送信され、かつ手元のノートパソコンのon/offに関わらず二重送信はされないはずである。
もちろんバージョンによって変わると思うので、きちんと自分で動作を検証してほしい。

それからこの記事を最後まで読んだ読者に一つ良いことを教えてあげよう。
こんなプラグインに頼らないでいい生活が、一番健康的である。