HP MicroServer Gen8 導入

従来使用してきた hp ML115 Gen 5 もそろそろ寿命が近そうだったところで、 hp MicroServer Gen8 が安くで売られているのを見つけたので購入し、移行した。Amazon の HP ProLiant MicroServer Gen8 販売ページでは、在庫が安定しないようだが Celeron モデルが株式会社ゼット(zmart.jp)の販売で 38,458 円で入手できた。

在庫及び配送は Amazon が担当し、販売元は並行輸入品を廉価販売する株式会社ゼットが担当するようだった。機械はチェコ製(本体裏面では「MADE IN CZECH REPUBLIC」「捷克制造/捷克製造」)らしい。(欧州製にも関わらず一部記載は英語/中文簡体/中文繁体で、また一部記載は欧米の言語色々だった。謎。)

こちらの販売元で購入したものは、並行輸入品につき、電源コードが日本用ではなかった(付属品一覧を見る限り英国用と欧州用の二本?)ため、電源コードは別途自前で購入する必要があった。ディスプレイ付属のケーブルを流用できる端子だったので、とりあえず家にあった別の機器の流用で動作確認しつつ電気屋で買った。

メインメモリ

標準では 4GB のメモリが付属したが、2スロットで16GB(8GB×2)にまで増設できる。32GBは検索したところだと成功例がヒットせず、失敗例が多くあるようだ。ということで、HP Microserver Gen8を購入 | 三日坊主の軌跡を参考に、このページで動作実績のあるKTH-PL316E/8Gを二つ購入し、計16GBのメモリを認識させることができた。iLO と組み合わせた場合 HP 純正でないためアラートがくるとリンクした動作実績に書いてあったが、それはスルーした。

どこを分解すればメモリを交換できるかよくわからなかったので検索したところ、MicroServer Gen8 のメモリを交換している YouTube 動画がヒットした。

HDD

簡単と見せかけて、最初に購入した HGST の 6TB のディスクは騒音の問題に悩まされた。x64 な Ubuntu に搭載する HDD に相性問題なんかないだろうと思いながらも一応勧められるままにツクモの交換保証に加入していたが、この保証は「思ったよりうるさい、家に置くにはうるさすぎる」みたいな理由でも期間内なら別の機種への交換が可能(価格が上がる場合は差額、下がる場合はそのまま)で、しかも回数に制限がないため、思わぬ形で救われた。結局、 Western Digital Red 6TB (WD60EFRX 、Pro ではない方)に落ち着いた(まあこれでもシーク音はまあまあ鳴るが、僕の中では許容範囲)。

音の問題はそもそも感じ方や使い方に個人差がある上、静かな方のディスクでもうるさいと言っている人がいる一方でシーク音が大変うるさいディスクでもアイドル時に静かなためか静かと評価する人がいるのでレビューの見方が難しい。とはいえ傾向はあるので、最終的にはレビューを複数サイトでちゃんとみてればもう少しスムーズにいけたな、とは思った。

後で気付いたことだが、Linux mdadm で高速に RAID1 array を構築する – Qiita 等で記述されているように、特にオプションを指定しないまま mdadm で RAID 1 を構築するとどういうわけか「多分二つのディスクの内容は一致すると思う」みたいな状態から開始するらしく、同期が完了するまでは両ディスクから読み込んだうえで片方のディスクで書き込みなおすためにシークが大量発生するようだ。このせいで騒音が増大していたともいえるし、このお陰で本格的にデプロイする前から騒音に気付けたともいえる。

あと、交換後の HDD の片方が初期不良だったようで、なんだかインストーラが変な動きをするのでエラーログなどから片方のディスクがおかしいと判断、基本的に書き込みエラーだったので USB-SATA 経由で Western Digital の Data Lifeguard Diagnostic for Windows の全クラスタデータ削除に突っ込んでみたところ、数分で FAIL となった。仕方がないので秋葉原にあるツクモのサポートセンターに持ち込んで症状を伝えたらその場で交換していただけて、そちらを入れたら問題なかった。ちなみにツクモはサポートセンターと販売店が別ということを知らなかったので、ツクモの販売店に20:10ぐらいに持ち込んだら、20:00までにサポートセンターに持ち込めば対応していただける旨を教えていただけた。何をするにも下調べが大事。

HDD が初期不良であった場合のエラーログについては、 Ubuntu のインストーラのメニュー画面の中に「syslog を HTTP で公開する」みたなオプションがあることを初めて知った。LAN 内の他の端末でブラウザで見たりダウンロードしたりできて便利だった。

(今回やたらお世話になったので色々ツクモを称賛してるけど別にツクモの中の人とかじゃないよ)

インストール

Ubuntu インストールにあたってはハードウェア固有の罠はなかったはず。通常通りソフトウェア RAID を構築して OS をインストールすればよい。

Ethernet

まず、LAN端子は、二つとされていながらiLOなるネットワークベースの技術も搭載されていると書かれていた。公式ウェブページから想像つきにくいまま購入したが、結局は「通常のLAN端子2つ」「OSから見えず、iLOが使う端子一つ」の計3つが搭載されていた。(いずれも Broadcom チップらしい)

Ubuntu 16.04 では eno1/eno2 として見えたが、その順序について少し厄介だった。最初1と書かれた端子にのみケーブルをつないでいたところ、ケーブルが刺さっている方が eno1 となった。ところがその後で 2 と書かれた方にもケーブルを刺して再起動したところ、これまで eno1 と書かれていたものが eno2 になり、新しく刺したほうが eno1 として認識された。謎。

謎のランプ

先ほどの写真にも写っているしそもそも公式の画像でもだいたい写っている通り、このサーバの下部には謎の青いランプがある。飾りかと思っていたら、添付文書では正常稼働の確認の文脈でこのランプが青く光っていることの確認が電源ランプの確認と別に書かれていた。「Health LED bar」とか名前がついており、電源ボタンについているランプとは別物らしい。

その他

  • hp ML115 Gen5 と比べても通常時のファンの音が大変静か(ただし、比較対象の hp ML115 Gen5 はリアケースファンが 2000-5200 rpm で、僕は気にしなかったがアイドル時でもうるさいという人は多いはず)
  • 起動してから OS に制御が渡されるまではファンの回転数が制御されず普通にそこそこファン音がするのは hp ML115 Gen5 と同様(とはいえ、さすがに同じ状態の hp ML115 Gen5 よりは静か)
  • BIOS が色々検査している画面が妙にグラフィカル
  • カタログの時点でわかるが念のため追記:HDDはホットプラグ非対応。HDDを交換しようとすればまあ気付くであろう位置に注意書きがある。
  • カタログの時点でわかるが念のため追記:光学ドライブは別売りオプション。先ほどの写真の通り、なくとも見栄えが悪いというほどではない。
  • 今回は Ubuntu で使用したため実体験と全く関係のない話だが、 hp が公式にカスタムした ESXi イメージを配布している(添付文書にリンクあり)ため、どうやら ESXi からオンボード RAID が使えるらしい。ただし、HP ProLiant MicroServer Gen8を買って地雷を順番に踏んでった話 – なおたこブログにはパフォーマンスに難がある旨が記されている。
  • 日本用電源コードすら付属しない並行輸入品でも、 BIOS 画面は English/日本語 の二択だった。謎。
  • iLO は便利そうなのに試しすらしないで稼働開始してしまった。すみません。

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