fontconfig の優先順位を調整して中国語フォントより日本語フォントを優先する

Ubuntu MATE 20.04 を使っていて、日本語で表示されるべきものがいわゆる中華フォントになってしまった(後述するがこれ自体は Ubuntu MATE のせいではなく自分の操作によるものだった)ので、フォントの優先順位を修正して日本語フォントを優先するようにしたのでメモ。

まず、フォントの優先順位そのものの設定は /etc/fonts/ で行われているようだった。調べてみると Linuxでアップデートしたら中華フォントになった件について(修正方法) – Qiita に、 Noto シリーズの JP のものを serif, sans-serif, monospace それぞれのエイリアスに追加する良い感じの fontconfig の xml があった。この記事では /etc/fonts/local.conf に置いていた。

これをもう少し管理しやすい場所に置きたかったので調べてみたところ、このファイルは /etc/fonts/local.conf ではなく $HOME/.config/fontconfig/fonts.conf に置くことで、管理者権限なしに自由に修正できるようだった。世代によって推奨される場所が変わったりはするようだが、そんなに特殊な置き場所というほどでもないようだ。

さらに、これは /etc/fonts/conf.d/50-user.conf によって呼び出されていた。この後で優先順位を変えて絞り込んだところ、/etc/fonts/conf.d/56-kubuntu-noto.conf というファイルで Noto 関係のフォントにエイリアスが指定されており、これより前に読み込めば、通常の漢字表示が日本語フォントになるようだった(先ほどの /etc/fonts/conf.d/56-aaa.conf にすれば日本語フォントになり、 /etc/fonts/conf.d/56-zzz.conf にすれば中国語フォントになった)。おそらく Kubuntu を追加でインストールしたときに変わってしまったのだろう。

その後に読み込まれるファイルを漁ってみたところ、 /etc/fonts/conf.d/64-language-selector-prefer.conf というファイルがあり、 Noto の中で、どの言語から順番に表示するかの優先順位が設定できるようになっていた。手元の環境だと JP のものが一番優先になっていたので、おそらく Kubuntu をインストールする前はこのファイルによって日本語フォントが優先されていたのだろう。

ということで結局この環境では

sudo ln -s /etc/fonts/conf.d/64-language-selector-prefer.conf /etc/fonts/conf.d/52-japanese.conf

としてこのファイルの優先度を上げることでほぼ解決できた(すべてのアプリケーションではない模様)。似たような問題が起きた時や他の理由でフォントの優先順位を変えたいときも、この辺りのファイルから見ていけば良さそう。

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